The 5th day - 野迫川を後に奈良へ

May 16, 2000

三日間を過ごした野迫川村とはしばしお別れ。
これから、観光の定番、奈良・京都・大阪へと出発です。

21日(日)には、野迫川村の「平維盛(たいらのこれもり)大祭」で スロヴァキア民族舞踊と歌を披露するために、また野迫川村に戻ってきますが、 今回のホームスティはこれで終わり。
ホストファミリーとのお別れに、目をうるませている子もいました。
よかった。素敵な体験だったんだね。
ホストファミリーの皆様もご苦労様。そしてありがとうございました。

奈良市内まで、再びバスの旅でしたが、どうしたことか今回は車に酔う人が続出。
緊張が解けたのと、疲れが出たためでしょうか。
行きの時の元気はどこへやら、全員が酔い止めを飲むことになりました。

「もうランチは食べられない…」
と言う子供達に、
「それは残念。今日のランチはマクドナルドのハンバーガーなのに…」
と伝えると、とたんに目を輝かせて、
「それなら、どんなことがあっても食べる!!」
とカタく決意。
ランチに備えて静かにバスの中で眠りにつきました。
やれやれ、と私もぐっすり。。。

マクドナルドは、スロヴァキアの首都ブラティスラバに2軒、あるにはあるそうです。
ところがなんと、ハンバーガーはフランス料理よりも高いのだとか。

マクドナルドに着いて、大好きなハンバーガーを食べた上に、おもちゃのおまけがついて子供達は大喜び。
さっそくおもちゃを取り出して、ご覧のようにおもちゃの自動車で遊びだしました。
こういう姿を見ていると、やっぱりまだまだ無邪気な子供なのね、
とちょっと安心したりも。

旅行中に本当に驚いたことなのですが、子供達ってコーラやジュースが大好きなんですね。
日本の子もそういえばそうですが。
ちょっとした休憩には必ず自販機を見つけて飲み物を買い込みます。
ミロスラブなどは、一番からだが小さいくせに、必ず2本買ってストックしておくほどです。
スロヴァキアには飲み物の自販機はほとんどないそうですが、 子供達はいつでも自由に飲み物を買える自販機がすっかり気に入ってしまったようです。
1000円札をいれてもちゃんとおつりが戻ってくることにも感心していました。

そういう点では、日本ってなんて便利な国なんでしょうね。
私にはあんまり自慢できませんが。(-_-)


奈良県の橿原市にある昆虫館へ到着。

「子供達が変な質問をして私を困らせないといいけど・・・」
とは、生物が担当のハシチャーコーバー校長先生。

この昆虫館は昆虫の標本だけでなく、生きた蝶々が温室内で 自由に飛び回っています。
蝶々を写真におさめたり、捕まえようとしたりと、ようやく皆、バス酔いから快復したようです。


午後4時頃に奈良市内の宿に到着し、チェックインを済ませると、 待ちに待った《ショッピング》の時間。
夕食までの自由時間を、奈良駅近くの商店街へ繰り出しました。

女の子達は洋服を物色。男の子達はおもちゃ。
一方先生達の方はというと、何を買うべきか絞りきれない様子。
「今日はどんな品物がいくら位で売っているか下調べのつもりで。あさって京都に行けばもっと 色々あるから」
そうアドバイスしつつ、ぶらぶらと商店街をウインドウショッピングして、見つけたのが《100円ショップ》。
そこが、先生達のお気に召したようです。

話によると、今回のツアーでは、どうやら子供たちの方が《お金持ち》のようです。
今回のツアーに参加した子供たちは、いづれもリッチな家庭の子供で、数万円のお小遣いを持ってきているとか。
基本的に、以前野迫川村の中学生がスロヴァキアを訪問した際のホームステイ先の家の子供、というのがツアー参加の選定条件だったそうですが、その中でもやはり旅費を負担できるある程度のリッチなファミリー、ということだったそうです。
片や先生達はといえば、スロヴァキアでの教師は哀しいくらい薄給だそうで、なかなか大変なご様子。
ですから、彼女らにとって《100円ショップ》は願ったりのお土産やさん、というわけです。

ちなみに、ツアーコンダクタで海外を飛び回っている友人のルミが言うには、お土産に迷っているツアー客には、土地の人が行くマーケットやディスカウントショップに行くのを勧めるとのこと。
それはただ単に「安い」ということだけでなく、そういう店の方が「面白いもの」が見つかるからだとか。
この間も、ヨーロッパからのお土産ということで、かぼちゃ油だとかハーブ塩だとか歯磨き粉だとかをごっそりいただきました。

こちらも《100円ショップ》といえど、改めてそういう目で見ると、スロヴァキアにはない「日本ならでは」のものが山ほどあります。
風呂敷、扇子と、やはり先生達の目を引いたのは日本的なもの。
いろいろ迷った挙げ句、お箸やお茶などを買っていました。

皆さんもお試しあれ。


夕食の席。
女の子達は、早速買ったばかりの洋服を着てご登場。
「可愛くて安い洋服がいっぱいあってカンゲキ!」
と、すっかりショッピングがクセになってしまったようです。
ここらへんも、《いづこも同じ》ですね。

明後日は京都。その次はいよいよ「商人の街」大坂。
こりゃえらいことだ。帰りは《DEMIO》が要るかしらん?

2000年 5月16日記